2016年2月26日金曜日

活動報告「ピンクシャツデイ」

 2月25日(木)に、ピンクシャツデイという「いじめ」について考える取り組みを行いました。ピンクシャツデイとは、2007年のカナダのハイスクールにおけるいじめ事件をきっかけとして広まった世界的いじめ反対運動です。

 今回は、ピンクシャツデイのお話をしてから、お友だちに対して「お友だちがうれしくなる言葉」と「お友だちがかなしくなる言葉」、またその言葉どうして言いたくなったのか、そのときの自分の気持ちを考えてもらいました。


 
 少人数に分かれて話し合い、いくつかのグループが発表をしました。お友だちがかわいそうだから、「大丈夫?」など優しい言葉、「一緒に行こう」などお友だちが嬉しくなる言葉をかけるなどの意見がありました。
 また、お友だちがかなしくなる言葉も発表してもらいました。何人かのお友だちは、どうして自分がその言葉を言いたくなったのか自分の気持ちがわからないようでした。



 かなしい言葉を言いたくなるときは、自分の中にもかなしい気持ちがあるときや、なにか他のことでもやもやした気持ちやイライラした気持ちがあるときだと思います。
 そのもやもやした気持ちを「お友だちがかなしくなる言葉」に変えるのではなく、自分は今こういう気持ちなんだ、と素直に周りの大人やお友だちに伝えることが大事だということを伝えました。
 


 子どもたちのもやもやした気持ち、イライラした気持ちをどう受け止めるか、私自身も深く考えるきっかけとなりました。今後も笑顔溢れるキッズクラブにしていけるよう努めていきたいと思います。





-PINK SHIRT DAY とは-
 2007年カナダ、ピンクのシャツを着て登校した少年が同性愛者だといじめられました。
 それを見た二人の学生が、50枚のピンクのシャツを友人・知人に配り、翌日登校します。
 学校では呼びかけに賛同した多くの生徒がピンクのTシャツを着て登校。
 学校中がピンク色に染まり、いじめが自然となくなったそうです。
 そのエピソードがSNS等で世界中に広まって今では70ヶ国以上で
 いじめに対する活動が行われています。
 カナダでは毎年2月の最終水曜日がピンクシャツデイとして定められ、
 いじめについて考え、行動を起こす大切な日となっています。