「ピンクシャツデイ」とは、
2007年カナダで、ピンクのシャツを着て登校した男子高校生が、ゲイだといじめられました。それを見た2人の学生が50枚のピンクのシャツを友人・知人に配ります。翌日、呼びかけに賛同した多くの生徒がピンクのシャツを着て登校し、学校中がピンク色に染まりました。いじめは自然となくなったそうです。
カナダでは毎年2月の最終水曜日がピンクシャツデイとして定められ、いじめについて考え、行動を起こす大切な日となっています。
まず「ピンクシャツデイ」ってなに?というお話をしました。
ピンクのシャツを着た男子高校生は「女みたい」とからかわれてしまいます。 |
みんなが賛同し、ピンクのシャツを着ると、自然といじめはなくなりました。 |
このエピソードの登場人物の「気持ち」をそれぞれ考えてもらいました。
中には、「50枚も買って、お金がかかる!」と答えてくれたお友だちもいました。確かに、お金がかかった、それほど友だちを助けたいという気持ちが強かったんだね。と、新たな発見がありました。
A:いじめられた人 B:いじめた人 C:それを見つけた人 D:何か行動しようと思った人 E:学校中がピンクに染まったときの、いじめられた人 F:いじめをやめた人 |
また、金子みすずさんの詩も紹介しました。
「誰一人同じ顔、同じ性格の人はいないよね。」と話していると、みんなキョロキョロと周りを見回して、改めてみんなが「ちがう」ことを確認しました。
「みんなちがって みんないい」 |
これらのお話や考えを通して、「これから嫌な気持ちをする人が増えないために、自分ならどうするか。」についてピンクの紙に描いてもらいました。